より多くの方にサイクリングガイドへの門戸を開く「JCGAサイクリングガイド基礎講習会」
>>※申込受付を終了いたしました。
サイクルツーリズムの高まりとともに専門知識と技術を有するプロフェッショナルなサイクリングガイドへのニーズも急増し、現業のサイクリングガイドだけでは特にインバウンド市場の要求に対応できません。こうした状況下、JCGAはより多くの方にサイクリングガイドへの門戸を開けるべく、ツアー実務経験のない一般サイクリストや一般的なサイクリングスキルのツアー事業者にも参加いただける「サイクリングガイド基礎講習 (※以下、本講習)」の開催機会を増やしています。
本講習は、サイクリングガイドの実務に必要な基本事項となります、交通法規、走行技術、公道での引率技術、お客様への重要事項説明、自転車の走行前点検、確実なタイヤチューブ交換法などについて、ひと通り学ぶことができます。その内容は二段構え。まずはJCGA独自の教本(約150ページ)とオンライン解説動画について事前に自主学習いただきます。あらかじめ一定以上の予備知識と技術をご準備いただいた上で会場でのリアル講習に臨んでいただく流れとなります。
本講習を満了された受講者は「JCGA登録サイクリングガイド トレーニー」として認定されます。また、一定以上のガイド技術と理念の習得が確認された受講者については「JCGA登録サイクリングガイド アシスタント」として上位認定されます。いずれもJCGA公式ホームページ内の「登録ガイド」一覧に氏名と居住エリアが掲出されますので、受講満了の証としてご活用いただけます。
多忙な社会人が取り組むにはやや負荷の大きいカリキュラムとなりますが、非常に広範なサイクリングガイド技術と知識を過不足なく理解いただき、最低限の対応力を体得いただくには、やはり相応の時間は不可欠です。事前のオンライン自主学習導入によって、リアル講習現場では座学講習時間をミニマムに抑え、出来る限り多くの時間を集団引率の実走講習に充てることで学習効率と達成度の向上を目指しています。また、協会発足当初には5日間以上を要した講習内容を圧縮することで、受講コストも大幅に軽減しています。
さらに、本講習の会場となる大津市内は古くから交通の要衝であり、コンパクトながら歴史ある街並みと自然の地形が融合するバリエーションに富んだ講習ルートが設定できるため、引率走行を学ぶ場として理想的です。また、世界的な観光地である京都とビワイチの拠点を兼ねる好立地により、国内外の旅行者向けのサイクリング拠点としても今後の発展が期待されています。この地で技術を習得することで、国内はもちろん海外でも通用するサイクリングガイドとしての理念とハイレベルな引率技術をより深く習得いただけます。
■交通量の多い「信号機のない交差点」での右折。刻一刻と変わる状況への対応力が必要。
業としてのサイクリングガイドを目指す方のみならず、ショップライドやクラブライドを引率されている方が自らの技術を客観視する意味でも非常に有益です。ぜひこの機会に自己投資いただき、「正しいサイクリング引率技術」の習得にチャレンジいただければと思います。
■「JCGAサイクリングガイド基礎講習会 (2024春) 滋賀大津」実施概要
(1) 開催日程と申込〆切:
・E日程(週末):4/13(土)-14(日) > 申込〆切= 3/18(月)13:00
・F日程(平日):4/16(火)-17(水) > 申込〆切= 3/18(月)13:00
>>※受付終了(3/18付)
(2) 講習会場:滋賀県大津市内 ※詳細は参加確定者に開示。
(3) 主催:一般社団法人日本サイクリングガイド協会(JCGA)
(4) 運営協力:株式会社ライダス
(5) 受講費用:総額55,000円
<内訳>
・講習受講料 ¥44,000
・教材費 ¥ 5,500 ※「JCGAガイド養成テキスト」を事前に自宅等に郵送
・JCGA賛助会員年会費 ¥ 5,500(2025年3月31日まで。以降は1年毎更新)
※既会員の受講については年会費や教材費などが不要となる場合があります。
(6) 受講定員:各4〜8名 ※申込み先着順ではなく、受講要件を満たす申込者を優先します。
(7) 申込方法:
規定の書式を以下よりダウンロードいただき、必要事項をご記入の上で下記のJCGA講習受付アドレス宛にメール添付でお申し込みください。
>>※受付終了(3/18付)
・申込メール送信先のアドレス= jcga-school(AT)cycling-guide.or.jp ※(AT)を@に打ち替え。
・申込メールに記載いただく共通タイトル:
「基礎講習:大津2024春・〇〇〇〇(※氏名)」としてください。
※申込書は「EXCEL」書式です。全3シートのうち、「1,申込JCGA」 と 「2,事前確認承諾書」についてご記入いただき、メール添付でお送りください。
※PDFでの支給をご希望の方はメールでご請求ください。
※申込書の記載内容および申込メールの体裁などをJCGA内で確認・検討した上で、入会/受講の可否をメールで返信いたします。
(8) 参加手続き:催行が確定次第、受講要件が確認できた申込者から順次、費用入金等の諸手続きを連絡します。
(9) 講習会の流れ
・事前の自主学習:
受講手続き完了後、まずは自主学習のためにテキストを郵送し、オンライン動画アドレスをメールで提供します。第1会期までにテキスト全ページとオンライン動画すべてについて一通りご確認いただいた上で、「ブリーフィング」や「ハンドサイン」、「走行前点検」、「チューブ交換」などの実技については、動画の内容をトレースして練習いただく必要があります。
※これらの内容をひと通りご確認いただくことを前提に、リアル講習を実技主体としています。ご自身の投資効果を高めるためにも自主学習にできる限りの時間を割いてください。なお、自主学習中に生じた疑問点については、メールまたは講習現場でご確認ください。
■誰でもできる作業だからこそ上級サイクリストにも納得いただける完璧なルーティンが必要。
・講習会(2日間):
交通法規、走行技術、公道での引率技術、自転車メンテナンスなど、ガイド業務に必要な基礎技術をひと通り確認いただき、受講者が自らの技術レベルを講師や他の受講者と共に客観視いただくことで、その後に自主練習や再講習などで解決すべき課題をつかんでいただくことが主目的です。
■軌道敷のある道路を実習ルートに採用することで走行ラインの大切さを体感。
■上級サイクリストでも歩道を活用すべき状況は必ずあるので正しい引率方法の理解が重要。
■「休憩案内」を毎回確実に行うことでサイクリングツアーの質は大きく向上します。
<参考動画>講習受講者による「二段階右折」先導。
(10) ・講習会(2日間)の想定スケジュール
※ 気象状況や受講者の多寡などにより、内容と時間配分は予告なく変更します。
■ 1日目 ※日没=18:30ごろ
07:30-08:00 集合・到着順に自転車点検 ※実走準備を整えて集合
08:00-08:15 オリエンテーリング
08:15-10:15 座学:交通法規の理解と応用、サイクリングガイドの技術
10:15-11:30 実技:サイクリングツアー体験(講師引率)
11:30-12:15 休憩:昼食(※実費で弁当手配予定)
12:15-13:30 実技:技術講習(合図/ハンドサイン,直進,加速,減速,片手走行,振り返り)
13:30-14:30 実技:サイクリングガイド走行-1(受講者が引率)
14:30-15:30 実技:サイクリングガイド走行-2(受講者が引率)
15:30-16:30 実技:サイクリングガイド走行-3(受講者が引率)
16:30-18:00 実技:ブリーフィング(講師デモ後に受講者実演 ※事前学習必須)
18:00-19:15 実技:メンテナンス タイヤチューブ交換(受講者実演 ※事前学習必須)
19:15-19:30 質疑応答、諸連絡など:終了後解散
■ 2日目
07:30-07:45 集合 ※実走準備を整えて集合すること
08:00-09:20 ブリーフィング(受講者実演)
09:20-10:30 実技:サイクリングガイド走行-4(講師または受講者が引率)
10:30-11:40 実技:サイクリングガイド走行-5(受講者が引率)
11:40-12:30 休憩:昼食(※実費で弁当手配予定)
12:30-13:30 実技:サイクリングガイド走行-6(受講者が引率)
13:30-14:30 実技:サイクリングガイド走行-7(受講者が引率)
14:30-15:30 実技:サイクリングガイド走行-8(受講者が引率)
15:30-16:30 実技:サイクリングガイド走行-9(受講者が引率)
16:30-17:40 実技:メンテナンス タイヤチューブ交換(受講者実演 ※事前学習必須)
17:40-18:00 質疑応答、諸連絡など:終了後解散
(11) 主任講師:
・田代恭崇=JCGA理事、リンケージサイクリング代表、2004アテネ五輪ロード日本代表
(12) 受講資格および要件:以下の(a)〜(i)を概ね満たすこと
(a) 年齢:2024年4月1日時点で満18歳以上〜65歳未満
(b) JCGA会員規約に同意の上、受講申込をもってJCGA賛助会員となり、講習会以降もJCGA登録サイクリングガイドとして活動する意思がある。
(c) 申込時に指定された個人情報の提供に同意し、登録・申込書式の記載事項に虚偽が一切ない。
(d) 誓約書への本人署名をもって記載事項すべてに同意し、契約上の責任を負う。
(e) 自動二輪または普通自動車以上の運転免許保有者であり、日常運転で常識的な道路交通感覚を身につけている。
(f) サイクリングの技術と経験 ※引率走行実習で自ら先導する受講者は本項を必須としています。
・一般公道で100km以上の距離を7時間程度(休憩含むトータル)で無理なく単独走行できる技術と経験、体力を備えている。
・5人以上での集団サイクリング経験が相当数ある。※一般公道。レースや大型のサイクリングイベント等は除外。
・自転車のタイヤチューブ交換と輪行等での組みばらし作業の経験があり、単独で完遂できる。
(g) 適切に整備されたスポーツサイクルを講習会に持参できる。:ロードバイク・クロスバイク等のオンロード向けバイクが望ましい。E-BIKEは不可。前照灯/反射板/ベルなどの法定装備は必須。
(h) ヘルメット、グローブ、サイクルウェア、アイウェア(クリアレンズ等・眼鏡可)、飲料ボトル、専用レインウェア等、サイクリングガイドにふさわしい装備一式を持参できる。
(i) パンク修理や応急整備に対応できる工具一式。
以上です。